アイツまで徒歩５分
第12章 夜を追いかけ朝になる
「―――――…俺も…ビビってた…
また…裏切られたら…って…
最知は、ノーマルだ……
最終的には…女に戻ってしまうかもしれない……って…
先輩の様に――――――…
バカだよな…最知と先輩は別人なのに……」
グッと、強く手を握られる！！
「なら！！――――…そ…そこも…上書きしてくださいよ！！」
そこ？ん――――…？
「///お…女とのセックスの感覚を忘れるくらい……
かっ///快楽で…上書き…してくださいよ！！」
「///っ…あっ―――…そっち…も……」
俺は、酔っぱらいながらも…一生懸命…俺を受け入れようとしてくれる最知の羞恥で真っ赤になる顔に……
嬉しくて…涙が……
「最知……好きだよ」
「あと、それ！！///解ってます！！どんだけ…自信が無いんですか？ちゃんと…伝わってます！大丈夫です！
何だか…陣ヶ岡さん…自分に言い聞かせてる見たいで……逆に、本当に好きなのか不安になりますよ―――…
///嬉しいです…けど…」
ハッとした――――――…
無意識とは言え…
俺は、自分に暗示をかけていたんだ…
好き…好き…愛してる…
そう言って……ビビっている心を…落ち着かせようと…していたんだ…
「////最知……」
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