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アイツまで徒歩5分

第21章 【番外編】ちょっと昔の話をしよう…


アイツのイライラは……



最愛の男が…



自分の実の姉と二股をかけていたから……



と…知って―――――…




俺なりに…ちょっとショックだった―――――――…



多分――――…俺は、ソイツが好きだったんだろうな…





でも――――――…こんな…異常な性癖の自分が恋愛とか…考えた事なかったから…




現状維持を望んで……


俺は、ソイツの過去を知りながら……



セフレを続けた―――――…




そしたら…あれよあれよと…



俺のポジションは…“親友”に……





俺は、それでも―――――…


幸せだったんだよ…






だって…



アイツが…姉さんに負い目がある限り…



心の傷が癒えない限り――――…






誰も好きには、ならないって…



思ってたから…






いつまでも…アイツの側で…



ふざけて居られるって―――…






でも――――――――…





そいつ…



止まった時間を……


動かしはじめてさ――――…










今…すっげぇ…幸せそうでやんの…







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