アイツまで徒歩5分
第21章 【番外編】ちょっと昔の話をしよう…
「アユ…さん…何を言っている…微妙――――――…っ〜か…
時間止まってるの…
その…“親友”さんも…一緒じゃないですか――――…」
一関は、酒を飲みながら…
まだ…賑やかな店内を…遠い目で眺めている――――…
「その…“親友”さんとは…気が合いそうですね…俺…」
「そうか?」
俺も…つられて賑やかな店内を眺める…
「さ〜てと…
一応ここ…出会いの場でもあるし…
相手でも探すか?いいヤツ紹介するよ?」
俺は、グラスの酒を飲み干し…席を立つ―――――…
「―――――…ですね…誰か紹介してください―――…」
一関は、ニッと笑うと俺の腕を掴む―――――――…
「出来れば…“親友”思いの人がいいですね――――…」
【END】=======
「――――…チャラいけど…一人知ってるよ?」
「旅館の息子で―――…家具のデザイナーっすかね…その人――――…(笑)」