アイツまで徒歩5分
第22章 【番外編】少し未来の話をしよう…
「次郎―――…和磨から花が贈られてきたわ///…」
あれから…7年―――――…
俺は、カウンセラーの資格を取り…実家の産婦人科を継いでいる…
和乃は…俺の隣にいる…
すでに名字は…陣ヶ岡から石杜になってはいるが――…
今では、柔らかく笑う…
俺の大事なパートナーとなってくれた…
「次郎、この花―――――…変な臭いがするわ?
うぇ…も〜和磨ったら…臭いがキツイ花は、産婦人科に不釣り合いなのに〜」
困った顔をしているが…
和磨君は…そんなキツイ臭いがする花を贈るわけがない―――――――…
「――――――…和乃…君…今月…生理来たかい?」
「―――――…そう言えば…」
あれから…7年…
海をこえ…山をこえ―――…
ここまで来た俺たち――…
「次郎―――――…?何を笑っているの?」
「和乃……君だって…笑ってる―――――――…」
【END】=======
「――――――もう、名前は決めてあるんだ!」
「「一(ハジメ)!!」」