無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

小6の時に修学旅行で長崎、広島に行ったよね。

自由に班作っていいって言われたから私すぐ優人のところに行ったんだったね。

優人に「一緒の班になってもいい？」っていったら「当たり前だろ！」ってすっごい嬉しかったなー♪

他のメンバーもいい人ばっかりで！

新しい友達もできたし！

もともと私目立つのとか苦手で友だち作りとかも苦手だったんだよね…。

だから友だちとか少なかったんだけど、この旅行で増えたんだ。

楽しかったなー！

夜はみんなで恋話して。

私初めて好きな人とか言ったんだよね。

すっごい恥ずかしかったなぁー。

みんな「咲希ちゃんの好きな人は！？」ってすごい勢いで聞いてくるんだもん。

びっくりしちゃった。

でも、みんなの好きな人もきけたし惚気とかもきけてすっごいはしゃいじゃったんだよね。

そのせいか翌日熱出しちゃって…。

一人でホテルに残んなきゃいけなくなって。

寂しくてこっそり泣いてたら、いきなり優人がきて「やっぱり泣いてた。俺が一緒にいるから泣くなよ」って。

それからは泣くことなんて忘れてずっと笑ってたな。

だって変顔して笑わせてきたりするんだもん。

その変顔がすごすぎて爆笑しちゃった。

そしたら「やっぱり咲希は笑ってるほうが可愛いよ」なんて言うから顔真っ赤になっちゃってるのが自分でもわかったんだから。

私は照れながら「ありがと」って返した。

それから頭なでながら「ゆっくり寝ろ」って。

安心して寝ちゃった。