レモンスカッシュ
第2章 O/S
S side
抵抗の暇なんてなかった。
気づいたらベットに押し倒されていて、
気づいたら両手両足縛られていて
不意に智くんが笑って、
俺の恥ずかしさは倍増。
いやいやってしていたら、
気づかないうちに涙がでていた。
「どうして泣いているんです?」
なぜか急に敬語になった智くんが
俺に蔑むような視線を向けてきた。
「ホントは悦んでいるクセに」
智くんが俺の耳を舌で弄ぶ。
ピチャピチャと響く水音は
淫らで。
卑猥で。
微笑を浮かべた智くんが
ゆっくりと俺のシャツのボタンを外す。
「あぁっ」
「いやらしい声、出すのやめてもらえます?」
わざと肌に冷たい手が
触れるようにしてるクセに。
ニヤニヤして俺を見つめている。
縛られているから、
完全に服を脱ぐことはできなくて。
ってかなんで敬語なんだろ。
無性に、
・・・ゾクゾクする。
「ああぁっ!!!」
「他のこと、かんがえてますよね?」
そう言いながらいきなりズボン越しに
俺のモノを握る、智くん。
「やあぁっ!!」
「ふーん、こんな事されても勃つんですか。」
また軽蔑したように笑い、
俺のズボンを下着ごと取り去った。
すでにギンギンに勃ったモノが
飛び出たのがわかった。
そしてズボンも、膝のあたりで丸まっていて。
それが脚の拘束感を強くして。
「翔はイヤラシいですね?
こんな事をしてほしいなら、
最初から言ってください?」
「やっ!あっ!ダメっ・・・」
緩急をつけながら扱かれ、射精感が高まる。
「さとしっ!あっ!やっ!」
「ホラ、もっと鳴いたらどうなんです?」
「あっ・・・」
イく直前で手を止められた。
「ふふっ・・・」
「やっ・・・なんでっ・・・」
ニヤニヤしながら俺をみつめる、智くん。
「もっと愛し合うんですよね?」
なんでそういうことを、いま?
「それに・・・
これはお仕置きだといってますよね?」
ふふふっと笑って、
俺の下っ腹をペロッとなめた。