
for you
第1章 The shout love
和「ただいまー」
花「おかえりー。和、帰ってきたの?今日は櫻井んとこ、泊まるんじゃなかったの?」
和「あー、やめたんだ」
花「そう……ごはんは?」
和「もう、食ってきた」
花「えー、せっかく作ったのにー」
和「ごめんごめん。もう寝るわ。おやすみ」
花「はいはい、おやすみ」
リビングを後にすると、俺は自分の部屋でなく、姉ちゃんの部屋に行った。
姉ちゃんが宝物を隠す場所は昔から一緒だ。
ベッドの下をまさぐると、指の先に硬いものが当たった。
それは、古びた缶だった。
横に振ると、カランカランと音がする。
俺は思い切ってその缶のフタを開けた。

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