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黒猫ニーノと相葉さん。

第12章 スーパームーンの夜に。

「…え? はぁっ?! え、なんで?! え?!」


俺もニーノも翔ちゃんも開いた口が塞がらないほど驚いたけど
なんせ本人が一番驚いていて。


「ジェイまで人間になっちゃった…」


「何言ってんの、ニーノ!
彼は翔ちゃんの、」



前に見せてもらった写メの人。
亡くなった翔ちゃんの好きな人、だよね?

てことは…オバケ?!


「潤…」



「翔くん…俺、人間になっちゃった…」

「えっ…。 お前、ジェイか…?
潤じゃないのか…?」



「俺は、ジェイだよ。

でも……松本潤の生まれ変わりだよ。
てゆーか、なんで俺、人間になってんの…?



あ!!」



「取り敢えずさ、服着よう、服!」


素っ裸のままにさせとくわけにもいかないし
二人には取り敢えずブランケットを渡して

ガラス戸とカーテンを閉めて
電気を付けた。



「「うわっ!」」


白い素肌を隠すように
一つのブランケットに
ニーノとジェイが包まる。




明るいところで見るジェイは
色白で目が大きくてクッキリした顔立ちで
日本人離れした美人な男の子だった。


「わぉ。ジェイ、イケメン!」

「こりゃどうも。
って、良かったなぁ、ニーノ!
願い事叶ったんだぞ!成功したんだぞ!」


ジェイが裸のままニーノを抱き寄せた。

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