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ずっと隣で笑っていて

第10章 第十話

「ん?」

ベッドで目を覚ました

清々しいくらいに心が穏やかだ

昨日のことは現実なのか夢なのか

俺にはわからない

ただ心も身体も翔ちゃんでいっぱいだ

カーテンを開けた

朝の日射しがまぶしい

気持ちいい朝だ

スケッチブックに俺の顔が描いてある


翔ちゃん 君にはこんな風に俺が映ってたんだね

幸せそうに君に向ける笑顔


窓を開けた

入り込む風が君の声に聞こえた

「智おはよう」
「翔ちゃん 俺は大丈夫だよ」


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