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ずっと隣で笑っていて

第1章 第一話

残業で遅くなって閉まりかけたスーパーに飛び込む。
半額になった惣菜をカゴに詰め込むけど一人分だから買い物なんかすぐ終わる。
月あかりで少し明るい道を一人歩く。

「鏡みたいな月だな」

寒空に浮かぶ月はほんとに鏡みたいだった。



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