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去年の俺の誕生日


灯りを消した部屋で ろうそくの灯に浮かぶ智の顔が今でも
瞼にうかぶんだ


「翔ちゃん お誕生日おめでとう～」

君の瞳に映ったろうそくの灯りがキラキラ輝いてたの


今でも忘れないよ…

あの日も今夜みたいな月だったね


月を眺めてた君の目から涙が零れた


その横顔があまりにも美しく儚げで


このまま君が月に帰ってしまうみたいで 強く胸に抱き締めた