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ずっと隣で笑っていて

第26章 第二十六話

「ほら できたぞ」

目の前に美味しそうなうどんが置かれた

「うわぁ~~~うまそー」


「病人だからな 消化のいいうどんにした 熱いからな 気をつけて食べろよ」


櫻井さんが優しく微笑んだ


その優しさがほんとにうれしくて


俺は泣きながら食べた


「お前なあ 泣くか食べるか どっちかにしろよ」


呆れ顔で櫻井さんが向かいに座った


しょうがねえなって ティッシュで泪を拭いてくれた


「美味いか?」


「ふぁい おいひいっす…」


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