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ずっと隣で笑っていて

第27章 第二十七話

「…ちゃん?」


「へっ?!」


「も~ さっきから呼んでんのに~!」


「わりぃー…」


あの人の声しか聴こえなかったんだ


なんなんだ?


「おーちゃん そろそろお客さんが入るから移動しよ」


雅紀の後を着いていった


出演者達の出入口に待機することになった


裏方さんが世話しなく動いてる


俺は邪魔にならないようにカーテンの陰に身を隠してた


雅紀はどこ行ったんだ? はぐれちゃったじゃねぇか


俺 どうすりゃいいんだ?


考えも纏まらないうちに開演時間になったみたいでベルが鳴り響く


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