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小さな恋のストーリー

第6章 夕暮れの都会で

「美香、疲れていないかい?」


そう言って、私を気遣いながらゆっくりと歩みを進めるのは、優しい彼純一さん。


私は純一さんの逞しい腕にもたれる様に甘えて歩く。


今日は久しぶりに銀座でフレンチのランチを食べて、のんびり買い物して、今六本木でカフェを済ませたところ。


20も離れた純一さんは、なにもかもが大人な雰囲気でデートも素敵過ぎる。


私はとびきりお洒落をして少し背伸びしているけど、全てが初めてなことばかりで、純一さんと付き合うようになってから、同世代の友達よりちょっと大人になった感じで気分が良かった。








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