FIVE COLOR STORM
第1章 チャンパー*Champi*
Sho side
1月25日,二十歳の誕生日
コンコンとドアがノックされて
「「失礼いたします」」
雅紀とカズが部屋に入って来た
翔「おはよ」
いつも起こされるまで
深い眠りについているのに
すっかり着替えも終わって
身支度が整っている俺を見て
雅「…坊ちゃまが…」
雅紀は目を見開いてその場に立ちつくし
和「起きてましたか…偉いですね」
カズは笑って小さな子供にするように髪を撫でてくれた
翔「子ども扱いすんなってばっ」
せっかく二十歳になったのに
朝一から子ども扱いされたくない…
さっさと部屋から出ようとすると
雅「あ,坊ちゃま!」
雅紀に腕を掴まれて止められた
翔「なに?」
ぶっきらぼうに答える俺に
和「坊ちゃま…二十歳のお誕生日」
「「おめでとうございます」」
二人がピシッと並んで
綺麗なお辞儀を俺にささげた
その仕草はドキっとするくらい
カッコよくて…
何も言えずジッと二人を見据えた
和「坊ちゃま?どうかなさいました?」
翔「え?あ…いや…なんでも…あ,ありがとう…」
急に恥ずかしくなって俯く俺に
雅紀が近づいてきて腰と頬に手を添えて引き寄せられた
雅「お顔が少し赤いですが…熱でも…」
翔「ないっ…ないないっ…全然ないっ」
慌てて後ずさって雅紀の手から逃れると
和「そうですか,良かった…それなら今晩お誘いできそうですね…」
二人が優しく微笑んで俺を見る
翔「え…??今晩?」
雅「二十歳のお誕生日に,大人の世界へご案内しますよ」
和「ささやかですが,我々からのプレゼントです…」
受け取っていただけますか??
微笑んでいる二人を見て
…やっぱり二人は俺の憧れの人たちだな…って実感した
朝日が反射する二人の瞳が
綺麗に輝いて
惹き込まれてしまいそうだった
1月25日,二十歳の誕生日
コンコンとドアがノックされて
「「失礼いたします」」
雅紀とカズが部屋に入って来た
翔「おはよ」
いつも起こされるまで
深い眠りについているのに
すっかり着替えも終わって
身支度が整っている俺を見て
雅「…坊ちゃまが…」
雅紀は目を見開いてその場に立ちつくし
和「起きてましたか…偉いですね」
カズは笑って小さな子供にするように髪を撫でてくれた
翔「子ども扱いすんなってばっ」
せっかく二十歳になったのに
朝一から子ども扱いされたくない…
さっさと部屋から出ようとすると
雅「あ,坊ちゃま!」
雅紀に腕を掴まれて止められた
翔「なに?」
ぶっきらぼうに答える俺に
和「坊ちゃま…二十歳のお誕生日」
「「おめでとうございます」」
二人がピシッと並んで
綺麗なお辞儀を俺にささげた
その仕草はドキっとするくらい
カッコよくて…
何も言えずジッと二人を見据えた
和「坊ちゃま?どうかなさいました?」
翔「え?あ…いや…なんでも…あ,ありがとう…」
急に恥ずかしくなって俯く俺に
雅紀が近づいてきて腰と頬に手を添えて引き寄せられた
雅「お顔が少し赤いですが…熱でも…」
翔「ないっ…ないないっ…全然ないっ」
慌てて後ずさって雅紀の手から逃れると
和「そうですか,良かった…それなら今晩お誘いできそうですね…」
二人が優しく微笑んで俺を見る
翔「え…??今晩?」
雅「二十歳のお誕生日に,大人の世界へご案内しますよ」
和「ささやかですが,我々からのプレゼントです…」
受け取っていただけますか??
微笑んでいる二人を見て
…やっぱり二人は俺の憧れの人たちだな…って実感した
朝日が反射する二人の瞳が
綺麗に輝いて
惹き込まれてしまいそうだった