カワイイ子には気をつけて。
第7章 seven
朝、目が覚めると横に誰かいた。
ん?
「ままま、まって!?俺、昨日、何してたっけ!?」
よく見ると熾だった。
「何?朝からうるさいんだけど。」
「…これ、もしかして俺、また、ボコられたの?」
「…覚えてないの?」
「いつも…覚えてない。」
そう。いつも殴られた後は意識がぶっ飛んでて
何も記憶が無い。
殴られたことは覚えてるのになぁ…
「…あぁー。昨日はかわいいこと言ってくれたのに」
何、言ったの!?俺!!
「聞きたい?何言ったか?」
「…やっぱ、いいや!なんかとんでもないこと
言った気がするから!」
「…まぁ、安心してよ。太虎は今、俺の恋人だから。」
何が安心できるんだよおぉおおおー!!!