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カワイイ子には気をつけて。

第8章 eight



まぁ、竜弥も元の顔が綺麗だからそりゃ、


似合ってて。






「美男美女カップルに見える!」

「お似合いだね!」





なんてみんな話してて。





確かに、お似合い…




そんなことくらい俺だって思った…





チラッと熾が俺の方を見てきた時、



俺は無意識に顔を逸らしてしまった。




それ以降のことは覚えていない。





周りの声は聞こえなくて。


なぜか独りに感じて。






熾も竜弥も劇の練習で帰りは一緒に帰らなかった。




…たまには家に帰らなきゃ。







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