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Face or Body

第16章 ヒカルの捜査

『すみません。私…図々しいですよね。でも細かいこと気になっちゃうんですよ~。』

ヒカルは
ペロッと舌を出して
唇のはしのホクロを舐めた…。

―――………ドクン!!

マサの瞳が
ヒカルが
イタズラっぽく
舌をだした唇のはしのホクロに
釘付けとなる。

―――……似てる!!

あの事件の時の犯人の気にそっくり!!

ヒカルは
顔をマサの顔に近づけて
マサの髪を触りながら
頭部の傷を探す…

……あれ?

ヒカルは殴打痕ではない
縫合痕をマサの
頭部に発見したが
やはり殴打痕は発見できない。
目の上も口もとにも
殴られた痕跡はなかった。

ただ…
ヒカルがマサに意識的に
身体を密着させての確認作業の行為で
ヒカルのスリットは
大きく開いて両脚が完全に
露出していた。
さらに
ヒカルが
吐息がしっかりかかる距離まで
マサの顔に近づいていたため…。

マサは
発情寸前の状態になっていた。

――……これだ!!
このマサって男――……
性犯罪者のにおいが
やっぱり漂う…。

それだけは
間違いない事実とヒカルは
直感していた。

『ありがとうございました。マサさん、今まで私…。マサさんはてっきり誰かに殺されちゃって、今の目の前にいるマサさんていう人は、マサさんになりすました誰か…  アハッ… そんな無茶なこと考えてましたが。間違いでしたごめんなさい!!』

ヒカルは頭を下げた。

頭を下げたヒカルのシャツの
大きく開いた胸元からは
淡いブルーの下着から
浮きブラ状態で乳首が覗いている…。

マサの視線が
ヒカルの乳首に集中しているのを
もちろんヒカルは感じ取っていた。

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