Face or Body
第34章 現在
4月になった…。
新婚2ヶ月目となり
ヒカルとアキラの生活も
なんとなく
日常のリズムが確立できてきたように
思われた…。
カオルの不幸な事件があり
ヒカルはしばらくは
虚しさにさいなまれていたが
アキラのさりげない優しさと
たびたび
山口から出てくるようになった母の美里に
励まされて
ヒカルの傷心も
少しずつかさぶたができては
剥がれ始めていた…。
『ヒカちゃん…。 お仕事も大事だけどね… ……母さん、孫に早く会いたいな。』
美里は
新横浜のホームまで
見送りに来てくれたヒカルに
ちょっとだけ
冗談混じりに囁いた。
ヒカルは
『うん……。タイミングあえばね』
と答えて
新幹線に乗り込む母を見送った。
新婚2ヶ月目となり
ヒカルとアキラの生活も
なんとなく
日常のリズムが確立できてきたように
思われた…。
カオルの不幸な事件があり
ヒカルはしばらくは
虚しさにさいなまれていたが
アキラのさりげない優しさと
たびたび
山口から出てくるようになった母の美里に
励まされて
ヒカルの傷心も
少しずつかさぶたができては
剥がれ始めていた…。
『ヒカちゃん…。 お仕事も大事だけどね… ……母さん、孫に早く会いたいな。』
美里は
新横浜のホームまで
見送りに来てくれたヒカルに
ちょっとだけ
冗談混じりに囁いた。
ヒカルは
『うん……。タイミングあえばね』
と答えて
新幹線に乗り込む母を見送った。