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海浜倉庫街の
横浜マリンプロダクションの事務所

『あ～ぁ…　たまんねえなぁ…』
と港竜組の若い衆の1人が
呟いた。

彼らは
すぐそばに【いい女】がわんさと
存在しているにもんんわらず
そのいい女は港竜会の
資金源である輸出用奴隷であるために
手を出せないでいた。

そんな彼らに…

『あのぉ…』と
奴隷という商品の女が
声をかけた。

『なんだ？』と若い衆の1人が
後ろを振り返り
『お前、勝手に事務所の方には来るな。どうした？用事か？』

奴隷のその女は
『私…恥ずかしいんですが……　もう5日もエッチしてなくて…　ウズウズしちゃってて…　あの…私を抱いていただけないですか？　ほかの女の子には黙っています。　明日、外国へ売られちゃうんでしょ私…　最後にやっぱり日本人の人と…　　したいの…』
とうつむき気味に答えた。

事務所には若い衆が3人
当直をしていた。

『1人ずつやらせてもらうか…。』
そうリーダー格の若い衆が呟く。

確かに無理矢理商品に
手をつけるのは御法度だ…
だが、今この奴隷は
輸出されてしまう心細さから
人肌を恋しがっているのてだ。

商品に手をつけるのではなく
これは
奴隷という商品が不安で
精神を病まないようにするための
品質管理の一環なんだ。

そう勝手な理由をつけ
若い衆たちは自分を正当化した。

『よし、俺らが可愛がったるよ。お前なんて名前だ？』
若い衆のリーダー格が訪ねた。
女は
『私…　ルミといいます』

まず最初にルミの手を取り
事務所の隣の
若い衆たちの仮眠室に
ルミを連れ込んだのは
リーダー格の若い衆だった。