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・北山side

屋良が豹変した途端に辺り一面不穏な空気が流れる。



屋「ふふふっ、奇跡の天使は我のもの」

山「屋良にぃ」

横「亮太、こいつは屋良であって屋良じゃない」

内「魔王や」

河「なっ、嘘だろ」

山「そんな」

戸「でも身体は屋良なんだよね」

塚「だから、やっかいなんじゃん」

五「じゃどうするんだよ」



くっ、どうするもこうするも戦うしかないって事さ。



横「来る！」



ダダダッ―

と、奴は真っ先に横尾さんに突っ込んで行き。

キーン！



屋「お前らに我は倒せん」

横「くっ、なんて力だ」

河「渉！」



カーン、そこへ割って入た郁人を。



屋「邪魔だ！ｷｯ」



ザザッ、バシーン！



河「うわあっ」

戸「河合！」

河「こいつ睨んだだけで」



なんて奴だ吹っ飛ばしやがったわ。



塚「これが魔王の力」

五「かなわないって」

内「それでも、やるっきゃないんや」

藤「くっ」



ジリジリと周りを取り囲むこいつらを見ても動じる事なく怪しく笑い。



屋「お前らと遊んでいる暇などない」



そう言うと、ザバッ！



横「うわあっ」

内「横尾！」



ザクッ―



内「くうっ」

藤「内、わた！」

北「ダメだ行くんじゃねぇ太輔」

藤「ひろ」



それを見て駆け寄ろうとしたこいつを必死で止め。

その間にも、サバッ！



河「うあっ」

戸「河合いぃーっ」



ザクッ！



五「あうっ」

山「ごっち！」



ザバッ―



山「うあっ」

五「りょ…亮太‥ｸｯ」



ザクッ！



塚「くっあ」

戸「塚ちゃん！」



こいつは次々と斬って行き



横「強すぎる」

五「無理だ、ｸｯ」

内「藤…ヶ谷‥奴が…そっちへ‥きっ…北山‥を逃がせ」

藤「内！」

河「…とっ‥トッツー早く宏光と」

戸「河合」

塚「早…く」

山「お…さ‥ﾊｧﾊｧ」



それでも内たちは俺の所へ行かせまいと。

やつの身体へ必死でしがみつき。





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