
泣かぬ鼠が身を焦がす
第20章 魚心あれば
腰を下ろしてる途中で拓真さんの首筋に手を添えると、思惑通りこっちを向いてくれてそのままキスをする
舌が唇を割って入ってくる感触と、拓真さんのちんこが入ってくる感触がなんか
身体の一部が入ってくる感触が、似てて
やばい
「ん……ふ、ん……たくま、さ……舌、ちょっと噛んでぇ……」
「ふ、純エロい顔。こうか……?」
拓真さんが俺の要望通り舌にカリ、と歯を食い込ませて吸ってくれた
その間に俺は腰を上下に動かしてアナルでも拓真さんを味わう
ずりゅ、ずりゅ、と中をたくさん擦られる感覚が気持ちいい
中にある拓真さんのがびくびく震えてきたところで、少しだけ煽ってみる
「ふ、んん、ねー……拓真さ、ん、そろそろ……出そう……でしょ……?」
「ぅ……く、純も……だろ」
俺?
俺はねー全然だよー
俺は余裕の顔で拓真さんに笑いかけてキスをした
唇を舌で舐めて、甘噛みする
「俺はまだまだ。拓真さん1回イっていいよ?」
優越感たっぷりに言うと、拓真さんは挑戦的な顔を浮かべた
な、に
そして俺の腰に置かれていた手が力を持って俺の身体を上下し始めた
「あ……!? ちょ、拓真さ……っあん、あっ」
「俺が、イくなら、純も……だろ……っ」
