
泣かぬ鼠が身を焦がす
第21章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー)
意識してみれば内壁を擦られる感覚に自分の性器が反応しているような気もします
なんて、浅はかな身体なんでしょうか……っ
こんな風にされて、感じてしまっているなんて
ただ、どんなに感じても勝手に果てる事は、嵌められたリングが許してはくれません
私はひたすら、三村様から与えられる快感に耐えながらお許し頂けるのを待ちます
「あっ、あ、ぅうあ……っ、も、むり……ですっ」
「っ、ん……? 無理?……っ、あぁ、はっ、これか」
三村様が私の勃ち上がったそこを指で弾かれると、自分でもわかるほどに三村様のそこを締め付けてしまいました
そのことに「……んっ、あ……」と僅かに声を上げられましたが、三村様の絶頂はまだ遠いようで
「俺がまだだから、もうちょっと我慢」
と笑みを含んだ声で言われてしまいました
我慢……って
いつまで待てばいいんですか
私はもう……とっくに……っ
「はっ、は……ん、イきたい?」
「……っ」
そんなこと、言えるわけないじゃないですか
羞恥に首を横に振ると、また三村様の笑い声が聞こえてきました
そして、私の身体を圧迫するようにのしかかってこられます
