
泣かぬ鼠が身を焦がす
第33章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー2)
そしてなんと、伊藤さんは俺の思いを聞いて俺のことを受け入れてくれた
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
心からの感謝の言葉を述べる俺に伊藤さんは経験のないことだからどうしたらいいのかわからない、と言う
だから希望を言え、と
なんてことだ、と俺は感動で卒倒しそうになるのを抑えてホテルに誘った
なんだこの、前回とは全く違う緊張感は
動悸が激しすぎて本当に死にそうだ
いや、今死んだら来世まで後悔する
頑張れ俺
そして伊藤さんは本当に俺の要望通り俺の腕をネクタイで縛ってベッドに固定し、乳首を痛いほどに虐めてくれた
痛い
痛い
痛い、のに
ジンと痺れる頭と、下半身に熱が集まるのはどうしてなんだ
気持ちいいのに、つい口からついて出た「痛い、やめて」という嘘は伊藤さんにすぐにバレてしまって
「いけない人ですね」
と今度は口で刺激された
あの綺麗に並んだ歯が今俺の胸に……乳首に……そう考えるだけでまた下半身に熱が集まる
遂には、俺は乳首だけでイってしまった
息切れが凄すぎて答えられなかった質問の答えを求めて、伊藤さんが俺の下着を脱がす
