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偽りの向こう側

第11章 嵐(ライン三日目～夜～)

ミナミはこれまでどのような人生を
歩んできたのだろうか。

男で散々苦労して怒ることもなく
回りに頼られると断りきれない。

たった25年間を生きてきただけで
世の中の黒い部分を全て悟っているようだった。

ミナミに対して好意に似た興味を持ち
引き込まれていく自分が分かる。
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