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偽りの向こう側

第12章 ライン四日目

高揚感や罪悪感、様々な想いが押し寄せ
眠れずにリビングでビールを口にした。

「あ……おかえり」

出掛けていた瑛士がいつの間にか帰ってきていて
冷蔵庫を開けていた。

「……ただいま」

瑛士は缶ビールを取り出すと私の正面の
ソファーに腰掛けた。

浮かない様子が窺える。

私の裸を目にしてしまったからだろうか。

「瑛士……気にしてないからね」

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