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偽りの向こう側

第15章 嵐(ライン四日目~夜~)

待ち合わせの場所に立っていたのは
先程ミナミからラインで送られてきた画像
ミナミそのものだった。

両手でバッグを持ちキョロキョロしている姿が
何とも言えず可愛らしい。

もともと若く見える義母だったが今日に至っては
『女性』ではなく『女の子』だった。

俺の姿を見つけた義母は大きく手を振った。

「母さん、お待たせ」

義母は膨れっ面をした。

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