テキストサイズ

枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第18章 本條斗真の事情③

「それがですね……御本人も来ていらっしゃって
いますし、断るとなるとそれはそれは厄介で……」

口を開いたのは相良部長だった。

「確かに我が社の信用問題にもなりえますからね」

尾崎が口添えする。

「相良部長、空いている部署は?」
「どこも人員は間に合っています。
本当に申し訳ございません」

頭を深々と下げる相良部長は
履歴書を手にしていた。

「その履歴書は秘書募集の?」
「あ、はい!ご覧になるだけでも!」

相良部長から履歴書を受け取る。

「後はこちらで何とかします。
もう下がって頂いて結構です」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ