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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第23章 梶ケ谷秀吉の事情③

遥香を強く抱き締めたが
それをも上回る強い力で
突き飛ばされた。

「秀吉を好きでもないし愛してもいない!」

そして薔薇の花束を床に叩き付けた。

「好き」や「愛している」以外の言葉が
思い付かない。

気の利いた言葉が見つからない。

それもそのはずだ。

僕には恋愛経験がない。

恋愛の素晴らしさを教えてくれたのは遥香。

初めて愛した女性も遥香。

僕の心と身体を初めて愛してくれたのも遥香。

その遥香が僕を愛していないと口にした。

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