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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第25章 水谷文乃の事情②

「水谷と仕事の話があるから」

梶ケ谷が遥香を社長室の奥にある部屋へと
連れていった。

「仕事の話なんて珍しいですね」

珍しいどころか初めてかもしれない。

「本條グループから手を引こうかなと」
「遥香さんを手に入れたからですか?」

遥香は本條グループの保険事業部に
所属している。

「手に入れたなんて人聞き悪いな。
僕と遥香は愛し合っているんだ」

幼稚だな。

少なからず遥香からは
そんな姿勢を微塵も感じなかった。

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