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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第33章 水谷文乃の事情④

『遥香はもう要らないから鍵を開けてやれ。
パスワードは1590だ。頼んだよ』

パスワードも解読したし
遥香もとっくに居ないし。

「かしこまりました」
『それと僕は東京には戻らないから
適当に買収でも何でもやってくれ』
「はい。承知致しました」

スピーカーにしていた
梶ケ谷からの電話を切った。

尾崎涼介は笑い転げていた。

私だって笑いを必死に堪えていた。

涼介が初めて私の部屋へ来た。

その嬉しさも含め笑いというか
ニヤニヤが止まらずにいた。

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