テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第1章 初めての合コン

会話のキャッチボールどころか一方的に
私が妬み嫉みを投げ掛ける。

視界が薄らいできた。

佐伯さんの顔がぼやける。

馬鹿みたい。

私は何を有頂天になっているんだ。

男性と二人きりの会話……初めてだった。

嬉しかった。

私だけに言葉を掛けてくれて。

私だけに眼差しを送ってくれて。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ