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愛したカノジョは指名手配

第13章 桜庭淳平②

「忘れる……翔太さんのこと忘れるから……」

聞く耳を持たないはずだった。

次の言葉を聞くまでは。

「私には……淳平しか居ないの……今も……
この先もずっと……」

彩は更にこう続けた。

「私を見捨てないで……お願いします……」

彩が俺の手を握り締める。

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