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愛したカノジョは指名手配

第14章 佐伯翔太②

「彩佳さん、御無沙汰しております」

男の声。

シャワーの音でドアが開くことに気付かなかった。

「橘さん……」

アヤカがシャワーを止めると俺も身を起こした。

俺の正面にはスーツ姿の男が一人立っていた。

「こちらのお客様はどなたの紹介ですか?」

こちらのお客様……俺のことだろう。

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