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愛したカノジョは指名手配

第15章 桜庭彩佳②

会いたい。

毎晩でも来てほしい。

まだ二度しか会っていないのに……
こんなにも愛している。

「来るよ。それよりアヤカ……服着ようか」
「ぁ……ぅん」

ドライヤーを一旦止めると着替えを始めた。

「アヤカの想いには応えられない。ごめんな」
「ぅん……」

翔の声が背中に突き刺さるようだった。

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