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愛したカノジョは指名手配

第18章 佐伯翔太③

「アヤカの地元か」
「ぅん。懐かしいなぁ。この店って学校帰りに
よく行ったなぁ」

パン屋を指差しながら懐かしそうにしている。

「弟もこのパン屋さんのカレーパンが大好き
でね。私はクリームパンが好……」
「どうした?」

アヤカの手が凍りついたように止まった。

アヤカの指の先に視線を移した。

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