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愛したカノジョは指名手配

第26章 佐伯翔太⑤

彩と淳平……
少なからず淳平は彩に好意を持っている。

きょうだい愛などではない。

一人の女性として彩を愛している。

不思議なくらい……
俺の心身が操られているかのように冷静だった。

淳平と向き合うどころか威圧さえしている。

「彩を連れ出してどうなさるおつもりですか?」
「住むところが決まり次第、御連絡差し上げます。
御安心を」

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