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「彩……顔色悪いけど……大丈夫か？」
「ぁ……ぅん……ちょっと考え事してた」

翔太さんと淳平は
『ヘアサロンSAKURABA』で
随分と長い時間を掛けて話し込んでいた。

淳平は翔太さんに手を出したようで
私が駆け付けた頃に翔太さんは口から血を流し
倒れていた。

二人の間にいざこざがあったというのは
明確だった。

淳平は……子供のように泣いていた。