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愛したカノジョは指名手配

第29章 佐伯翔太⑥

『困ったことになりました。静岡県の雑誌社の
編集長と手を組み調べている様子です』

何を今更……

淳平……鼻から俺を疑っていたというのか。

「長谷川さんほどのお人が狼狽えるなんて……
らしくありませんね」
『買い被らないでください。僕に出来ることは
限られています』

何とでも言ってやる。

彩との生活を守れるのであれば。

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