テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第29章 佐伯翔太⑥

長谷川にしてみればアヤカの口を封じる
ことさえ出来ればどちらでも良く
大した問題ではなかったということ。

アヤカに睡眠薬を服用させる口実を俺自らに
実行させることが出来た。

『全ての罪は佐伯さん……
貴方に降りかかることになります。
どうかお忘れなく』

電話は切れた。

長谷川は今後まともに俺と接することは
無いだろう。

淳平を何とかしなければ。

余計なことをしてくれたもんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ