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愛したカノジョは指名手配

第31章 桜庭淳平⑦

「馬鹿ね。有り得ないわよ。言い切れるわ」
「だったらどうして……」

そんなことが可能なのか。

「それを調べにこれから東京に行くわよ。
淳平くんも一緒にね」
「はい……それは構いませんけど……」

今日子はシャンプー台から立ち上がった。

「鈴木彩さんの焼身自殺の報道に
不信を抱いている人が居るらしいのよ」
「いるんですか!そんな貴重な人が!」

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