テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第33章 桜庭淳平⑧

「……最初は淳平くんの力になりたいなっていう
程度だったの」
「今は違うんですか?」

今日子が隣に座る俺の手を握る。

「もちろん今もそう思ってるわよ。
でもね調べていくうちに興味が湧いてきた。
あ……ごめんなさい
お姉さんの死に興味なんて言葉を使って」
「大丈夫ですよ」

今日子の発言に悪意は感じられない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ