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愛したカノジョは指名手配

第33章 桜庭淳平⑧

「ちょっと脚をずらしてもらってもいい?」

見知らぬ女が今日子が座っていた窓際の席へ
座ろうとしている。

「ここは連れが居るので……
それに全席指定ですよ」

声の高い可愛らしい女性だった。

チェックのワンピースと巻き髪が一層のこと
可愛らしさをもたらす。

「連れって……カノジョさんですか?」

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