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愛したカノジョは指名手配

第33章 桜庭淳平⑧

「いつものショートの髪形はウイッグ。
ナチュラルメイクにして着替えてきたの」
「はぁ……どうして……」

美容師である俺が見抜けないなんて。

「ラブホに行くのにあのオバサンみたいな
格好だと今日子が若い男の子を
買ってるみたいでしょ」
「それは……まぁ……」

若い格好をしている今日子に違和感は全く無い。

むしろいつもよりこっちの方が自然である。

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