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愛したカノジョは指名手配

第35章 桜庭淳平⑨前編

体格の良い曽我が少し小さく見えるようだった。

「二人の会話の内容で気になったことは
ありませんでしたか?」
「あるよ。俺はその話をする為に来たんだ」

身が引き締まる思いだった。

「鈴木彩って女の焼身自殺が報道された日の
前日に『スナック彩』を盗聴してたんだ」

『スナック彩』の物陰に隠れ姉ちゃんと佐伯の
会話を盗聴していたということだった。

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