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愛したカノジョは指名手配

第5章 初めてのカレシ

「お邪魔します」

佐伯さんの一人暮らしの部屋は1LDKだった。
この部屋で佐伯さんは暮らしている。

「適当に座って。コーヒーでいい?」
「あ……何でも……」

二人掛けの黒いソファーに腰掛けた。

辺りを見回す。

黒と白が基調の部屋。

隅々まで掃除が行き届いている。

チリひとつ落ちていない。

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