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愛したカノジョは指名手配

第36章 桜庭淳平⑨後編

「そ……それは飛躍しすぎじゃ……」
「何度考えてもシックリこないの。『お疲れ様
です』というのが」
「曽我さんの聞き間違いじゃないかな?
『お疲れ様です』と『お疲れ様でした』の……」
「そうだとしたら私の仮設は消えちゃうけどね。
でも淳平くんに聞いてもらいたい」

今日子は冷蔵庫から缶ビールを二缶取り出すと
そのひとつを俺に向かって投げた。

「ここからは今日子の独り言だと思って聞いて。
よって仕事じゃありませ~ん」

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