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長谷川が言う通り
深夜の時間帯に翔が『スナック彩』に現れた。

翔は御機嫌だった。

水割りのセットを用意したばかりの私に
目を閉じるように翔は言った。

目を閉じてからカウンター越しに唇が重なるまで
少しの間があった。

睡眠薬を仕込むなら今しか無い。

翔を信じて水割りを口にした。

翔は私を膝の上に乗せた。