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愛したカノジョは指名手配

第39章 佐伯翔太⑨

マンションまでの道程を奥さんと一緒に帰った。

管理人室の旦那さんは寝ていた。

「あなたッ!なに寝てんのよ!」
「あぁ……お帰りぃ……」

旦那さんは寝ぼけ眼で起き上がった。

「こちらは408号室の佐伯さんよ。挨拶しなさい」
「あぁ……こんばんはぁ……あれ?佐伯さんて……
あの佐伯さんかなぁ……」
「あんた寝ぼけてんの?それともまだ夢の中?」

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