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愛したカノジョは指名手配

第44章 初めての……

身体は相変わらず硬直状態だった。

男が戻ってくる気配を感じた。

そしてその男は私を抱きかかえた。

「土壇場で怖じ気ついてしまったようですね」

男は私を抱えた状態で警察署に背を向け
再び歩みだした。

警察署から少し離れた場所に車が停まっていて
私は助手席に乗せられシートベルトを掛けられた。

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